「一人暮らし、ちゃんとやってる?」って聞く前に、ゴミ袋と掃除機を積んで現地入りする私たち。
それ、もう親じゃなくて定期清掃スタッフですやん。
我が家の“2週間に一度の週末出動スケジュール”
うちの子が一人暮らしを始めてから、なぜか私と夫の予定に追加されたイベント──
「子どもの部屋の片づけに行く日」
カレンダーにも書いてない。
誰も正式に決めてない。
でもなぜか、日曜の朝になるとゴミ袋とクイックルワイパーがスタンバイされてる我が家。
気分は完全に、非公認清掃ボランティアです。
家族LINEで「掃除行くね」って送ると…
返ってくるのは、「ありがとう」「よろしく!」じゃないんです。
「今日は無理。寝てたい」
「水回りはやらないで」
「冷蔵庫の中、見ないで」でもありません。子どもからの返事は返ってきません。
いや、全部やらな意味ないがなと思う夫です。
もはや「汚部屋の秘境ツアー」って名前にしたほうがいい。
夫婦の“無言ルール”が重すぎる
「今回は私、ちょっと体調が…」って言おうものなら、
夫「え?なんで?」
私(あ、これ言ったら面倒なやつ…)
夫はたぶん、 “自分が行きたくない”という気持ちを“私も一緒ならまだ行ける”でごまかしているタイプ。
だから私が欠席すると、やたら機嫌が悪くなるんです。
「夫婦で行く」って、誰ルールなん?
掃除中、私はなぜか“無”になる
正直、子どもの生態を観察するにはもってこいの現場。
- 脱ぎっぱなしの靴下
- 洗われてない食器
- 賞味期限2ヶ月前のチーズ(←未開封)
でもそれ以上に、親としての“心の耐久テスト”だなと感じてしまう瞬間でもあります。
途中からはもう、何も考えずに手を動かすだけ。
私の頭の中、たぶん「無音」。
いや、むしろ脳内BGMは『千の風になって』。
それでもやっぱり、片づけてしまう
「今回は見なかったことにしよう」って思って行くのに、気づけばトイレを磨き、洗面台を拭き、ベッドメイクまで。
誰の家?ってくらい本気出してる自分がいる。
そう、私は気づいてしまった。
これ、たぶん愛というより“習性”なんだわ。
まとめ:帰り道は、だいたい静かです
掃除が終わって車に乗ると、夫と私はほぼ無言。
でも、不思議と心はちょっとスッキリしてる。
「なんだかんだで、今日も頑張ったな私」って思える帰り道。
次回の掃除日程も決めてないのに、また来週、同じことをしてる気がする。
あとがき:親って、めんどくさい生き物ですね。
口では「もう大人なんだから自分でやりなさい」って言いながら、掃除機片手に部屋を磨いてる私たち。
親バカっていうより、もはや“親しつこ”。
でもたぶん、それでいいのかもしれない。
読んでいただき、ありがとうございました!