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「子育てしながらできる」「未経験でも月10万円以上の収入が目指せる」
そんな言葉に、ふと心が動いた経験はありませんか?
私自身、育児・家事・家計のやりくりに追われながら、「あと少しだけでも収入が増えたら」と考えたひとりです。
そうして始めた在宅の物販講座。しかし実際には、予想以上にシビアな現実が待っていました。
「ラクして稼げる」と思っていた自分の認識が甘かったと、身をもって知ることになったのです。
この記事では、私が体験した在宅物販の実情と、事前に知っておきたかったポイントをお伝えします。
同じように副業を検討している方にとって、冷静な判断材料となることを願っています。ように迷っているあなたに届けたいです。
その言葉の奥にあるもの
「未経験OK」「ママでも安心」「家でできる」
そうした文言を見ると、気持ちが少し軽くなるかもしれません。
私もそうでした。
日々の不安や疲れの中で、希望の光のように思えたのです。
けれど、始めてみて思ったのは「こんなはずじゃなかった」という現実でした。
副業を選ぶときにこそ、必要なのは“冷静な視点”です。
心に響いた言葉が本当に自分に合っているのか、一度立ち止まって考えてみてほしい——そう思います。
優しい言葉が“営業トーク”だったと気づくまで
「あなたならきっとできますよ」「ママでも結果を出しています」
講師の言葉はどれも前向きで、親身な印象を受けました。
心が疲れていた私は、その言葉に安心してしまったのです。
ですが後に、それが“契約を促すための営業トーク”だったと気づきました。
多くの場合、企業や講師は講座への申込をゴールにしているため、リスクやデメリットには触れないこともあります。
「いま申し込めば特別価格で…」という勧誘にも焦らず、自分の生活状況や気持ちと向き合う時間を持つことが大切です。
ツール費用など、講座外での“見えにくい出費”
私が参加した講座では、物販に必要なツールが講座期間中は無料でしたが、終了後からは月額2万円の自己負担が発生しました。
しかもそれは、契約書の小さな文字にだけ記載されていたのです。
・ツール代:月額20,000円(講座期間後から全額負担)
・クレジットカード情報の登録が必須
・Payサービスを通じて自動引き落とし
こうしたランニングコストは見落とされがちですが、契約前にしっかり確認しておくべき点です。
返金条件は“細かく設定されていた”
「1件でも売れなければ返金します」——私はその言葉を信じていました。
しかし、実際の返金条件は以下のように厳格で、簡単には対象になりませんでした。
- 契約日から180日以内に「1件も販売がなかった」場合のみ
- 毎月2,000品以上の新規出品が必要
- 返金申請は対象日180日の7日以内、書面またはメールに限る
口頭説明と契約書の内容に差異がある場合、契約書の内容が優先されるという点も大切です。
「月収30万円」の成功例と、自分の状況の違い
SNSでよく見かける「主婦でも月30万円!」という投稿。私も、そうなれるかもしれないと期待していました。
でもその多くは、以下のような条件を持つ方でした。
- 物販経験がある
- フルタイムで作業に取り組める
- 外注スタッフをすでに雇っている
- 夫の理解・協力がある
私の場合、子育て中で時間も限られており、外注化の準備もできていませんでした。自分と似た境遇の人かどうか、事例を見るときには注意が必要です。
「スマホひとつでできる」の裏側にある作業量
たしかに在宅でできる仕事ですが、実際には次のような作業が伴います。
- 商品登録
- 価格調整
- 画像加工
- お客様対応
これらはすべて地道な手作業で、外注化できなければ一人でこなすには相当な負担になります。
私がうまくいかなかった理由は以下のとおりです。
- 外注化の知識・準備が不十分だった
- 指示を出すのが苦手だった
- 家族の協力を得られなかった
- 子どもの世話と家事の両立で、作業時間を確保できなかった
「家でできる」=「ラクにできる」ではないという点を実感しました。
「家庭と本当に両立できるか」を最後に問いかけて
在宅で働けるからといって、子育てとの両立が“自然とできる”わけではありませんでした。
むしろ、パソコンやスマホに向かう時間が増え、子どもとの時間が減っていくことも。
私が求めていた働き方はこれだったのか?と悩む日々もありました。
副業を始める前に、ぜひ以下の点を考えてみてください。
- 子どもとの時間を削らずに取り組めるか
- 毎日の作業時間を確保できるか
- 家族の理解や協力が得られるか
- 続けられる精神的・体力的余裕があるか
無理に進めるより、一度立ち止まることが、未来の自分を守る選択につながると思います。
まとめ|契約前の“ひと呼吸”が後悔を防ぐ
在宅物販という働き方には、可能性もあります。
しかし、それを現実のものにするためには、十分な情報収集と冷静な判断が欠かせません。
私の経験から、以下の5つを契約前に見直すことをおすすめします。
- 誘導的な言葉に流されず、冷静に判断する
- 契約書・返金条件を必ず確認する
- 実績事例が自分にも当てはまるかを検討する
- ツール代などの継続費用を把握する
- 子育て・家庭と無理なく両立できるかを考える
焦らなくて大丈夫です。
「今すぐ決めてください」と言われても、自分のペースで考えていいのです。
あなたの大切な時間と生活を守るのは、急がずに選ぶ“ひと呼吸”かもしれません。