今年に入り、4人の職員が退職しました。
来月にはまた1人、再来月にはさらに2人が辞める予定です。
あの人も…。
まさか、あの人まで…。
そう感じることが、もう驚きではなくなってしまいました。
最近は、「〇月で辞めます」という声を聞くたびに、ふわっと場の空気が重くなるのを感じます。
それでも、誰も責めることはできません。
むしろ、「そっか…」と静かにうなずくしかなくて。
募集しても、人が入ってこない
人が減ってきたから、パートさんや常勤職員の募集を出してはいます。
でも、なかなか応募がありません。
…というか、本当に誰も来ないのです。
厳しい、と思われているのかもしれません。
噂はすぐに広がるから、もう“選ばれない職場”になってしまったのかもしれません。
主任も「辞める」
長く現場を支えてきた主任さんが、
「もう主任は降りたい」と言っていたのを聞いたとき、
あぁ、本当に限界なんだな…と思いました。
同時に、「自分だけ残って、何ができるんだろう」と、ふっと不安がよぎったのも事実です。
私だって、何度も辞めたいと思った
実は私も、これまでに何度も「辞めようかな」と思ったことがあります。
疲れた日、悔しかった日、誰にも気づいてもらえなかった日…。
そのたびに、気持ちを切り替えながらここまで来ました。
続けてこられたのは、利用者さんの笑顔や、何気ない「ありがとう」に救われてきたから。
そして、一緒にがんばっている仲間。
あとは、自分でもよくわかりません。
なんとなく、明日もここに来てしまう、そんな日々の積み重ねです。
これから先、どうなるかはわからないけれど
この先、施設がどうなるのか。
職員がこれ以上辞めたらどうなるのか。
正直、明るい未来はまだ見えていません。
でも私は、いま目の前にいる利用者さんと、
いま一緒にがんばっている仲間と、
できることを一つずつやっていきたいと思っています。
続けることに意味があるのかどうかなんて、現在はまだわかりません。
だけど、「今ここにいる」ということだけは、自分の中でちゃんと認めてあげたいと思います。