「家にいながら収入が得られる」「未経験でも簡単」——そんな言葉に惹かれて、副業を始めようとしていませんか。
私も、子育てと両立できる働き方を探していた一人でした。
でも、実際に飛び込んでみて感じたのは、広告の甘い言葉とはかけ離れた“現実”の厳しさです。
本記事では、私が約55万円の在宅ワーク講座に申し込んで経験したリアルな失敗談をもとに。
同じように悩んでいるあなたに向けて「副業選びで後悔しないためのポイント」を具体的にお伝えします。
物販 在宅ワーク講座に惹かれてしまったのか
当時の私は、「家でできる仕事はないかな」。
「少しでも家計の足しになる方法を見つけたい」と、毎日のようにスマホで情報を探していました。
そんな中で目に飛び込んできたのが無在庫物販です。
「リスクも少なくて安心!」「未経験から月収15万円」という夢のような言葉。
育児と両立できる、私でもできそう——そう思わせてくれる広告の数々に、気づけば心が吸い寄せられていました。
無在庫物販「ママでも簡単」「未経験OK」に期待して
当時の私は、子どもが幼稚園に行っている間にできる仕事を探していました。
そんなとき目に入ったのが、SNSで話題になっていた副業の在宅ワーク。
「スマホひとつでOK」「3ヶ月で月収10万円」「子育てママが月収30万円達成」など、希望に満ちた言葉が並んでいました。
とくに無在庫物販は、 “高利益×安心サポート”をうたっており、「これなら私にもできるかも」と感じたのです。
子どものそばで働ける理想の働き方に見えた
私が副業に関心を持ったきっかけは、パートだけでは足りない現実と、子どもとの時間を大切にしたいという想いでした。
「学校から帰ってきたとき、家にいてあげたい」
「でも将来のために、少しでも収入が欲しい」
そんなジレンマの中で出会った“在宅ワーク”は、まるで私の悩みに寄り添ってくれる存在に見えました。
家にいながら働ける、家族を優先できる——それが私の理想だったのです。
後悔した理由①|在宅ワークの理想と現実のギャップ
「きっと丁寧に教えてくれるはず」「高額な講座だから、他とは違うに違いない」——そんな期待を抱いて踏み出した一歩。
ですが、始めてすぐに気づいたのは、広告で描かれていた“理想の働き方”とはかけ離れた現実でした。
実際に在宅物販を受講してみて、すぐに現実の厳しさを知ることになりました。
「スマホ1つで簡単、パソコン1台で始められる、安心サポート完備」。
そんな言葉に救われたくて飛び込んだのに、待っていたのは孤独な作業と、思っていた以上の負担感。
理想と現実のギャップに、心がついていけませんでした。
SNS副業広告で見た“キラキラした理想”とは、かけ離れていたのです。
後悔した理由②|55万円の受講料に見合わないサポート内容
オンライン面談では、「講師4名があなたをしっかりサポートします」「わからないことはすぐに相談できる環境です」といった言葉が並びました。
わたしも当時は、「これだけの金額を払えば、プロの支援がしっかり受けられるはず」と思い込んでいました。
実際に支払ったのは、半年で約55万円という高額な受講料です。
さらに、1年間継続する場合は77万円を支払う必要があると案内されました。
ところが、実際に始めてみると、講師からの連絡は初回のあいさつ程度で、その後はほぼ放置状態。
こちらから質問しても返信が数時間後だったり、テンプレートのような返事が返ってきたりと、「手厚いサポート」とは言えない状況でした。
当初の説明と、実際の対応とのギャップに気づいたとき、「この内容で55万円も支払ったのか…」と強く後悔しました。
誰でもできる?甘くなかった現実
当時の私は、「子育てと両立できる在宅ワークを探している主婦」に向けて広告されていた講座に申し込みました。
「パソコン1台」「スマホひとつでOK」「ママでも安心」——そんな言葉に背中を押され、申し込んだのです。
講座では、在宅物販の手法として、無在庫販売のようなスタイルが紹介されました。
フリマアプリの商品画像をツールで登録し、AmazonのようなECサイトで販売するという方法でした。
一見リスクが少なそうに見えますが、私には想像以上に作業の負担が大きく感じられました。
後悔した理由③|パソコン操作が苦手な私には、かなりハードルが高かった
実際の作業では、1日に100品以上の商品を登録し、価格の変動を毎日チェック。
購入者からの問い合わせにも対応しなければなりませんでした。
パソコン操作や画像編集、在庫管理なども必要で、「スマホだけでできる」わけではありませんでした。
私は機械操作にあまり自信がなかったため、進めるのにも時間がかかり、気づけば作業に追われる日々が続いたのです。
講座の内容そのものが悪いわけではないと思いますが、「誰にでもできる」という言葉には注意が必要だと感じました。
後悔した理由④|広告表現とのギャップ
SNSや広告にあふれる「たったの2時間で作業ができる」の言葉に、私たちの不安や焦りにつけこんでいます。
とくに「ママ向け」「子育て中でも安心」といった表現は、40代の女性が惹かれやすいポイントを突いています。
でも、実際に稼げている人は、時間もスキルも努力も持っている人たちでした。
副業が本当に自分に合っているか。
その視点を持たずに飛びつくと、私のような後悔につながるかもしれません。
まずは、その副業が本当に“自分に合っているか”を見極める目を持つことが大切です。
「あくまで私の体験談」として伝えたいこと
この体験を通して思ったのは、「自分に合う副業かどうか」を見極める目を持つことの大切さです。
ネットやSNSで目にする「キラキラした言葉」には、実際の作業の大変さや必要なスキルは書かれていないことも多いです。
どんなに魅力的に見える働き方でも、自分にとって無理なく続けられるかどうか、まずは小さく試してみることが何より重要だと感じました。
まずは「小さく試す」選択を
副業を始めたいなら、まずはリスクの少ない方法で「試す」ことからです。
たとえば、以下のような選択肢があります。
- 無料のYouTubeチャンネルで物販の仕組みを学ぶ
- クラウドワークスやココナラでできる小さな在宅ワークに挑戦する
- フリマアプリ(メルカリなど)で自宅の不用品を販売して感覚をつかむ
これらは初期費用ゼロまたは少額で始められるうえ、「自分に合うかどうか」を体験できます。
副業は焦らず、自分に合った働き方を見つけていく。
それが、後悔しない副業の第一歩になります。
まとめ| “わたしのように後悔しないで”
当時の私は、「今しかない!」「これで人生が変わるかも」と思って、高額な在宅物販講座に飛び込みました。
でも結果は、お金と時間、そして自信まで失うことになりました。
もちろん、副業には希望があります。
でも、信じていい情報と、疑うべき情報の見極めが何より大切。
本記事が、今まさに在宅物販や在宅ワークを検討しているあなたの判断材料になればうれしいです。
どうか、わたしと同じ後悔をしないでくださいね。
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